だれもいない
小学校の校舎を
みていると
反省したくなるのは
なぜだろう?
 
とにかく
反省したくなる
 
ただひたすらに
反省したくなる
 
もう ぼくは
未来を語る資格を
うしなってしまったの
だろうか
 
過去のことなら
いくらでも語れる
 
目の前には
道はなく
ぼくの
うしろには
道がある
 
あのころの
うたはなつかしく
 
あのころの
ぼくはかがやいて
 
あのころの
時代はいきいきしていて
 
あのころのおもいでを
だきしめている
 
だれもいない
小学校の校舎を
みていると
 
だれもいないのに
ざわめきが
きこえてくるのは
なぜだろう?
 
授業開始の
鐘が
なっている
 
そうだ
ぼくは
もういちど
教室の
ドアを
あけなければ
ならないんだ
 
だれもいない
 
いや
ぼくがいるよ
 
ほら
ここに
こうして
 
ぼくがいるよ