ない ない
ないから
あるに かわると
うれしい
 
ある ある
あるから
ないに かわると
かなしい
 
ないは いつも
あるを まっている
だから ないは
前を みている
 
あるは いつも
ないを おそれている
だから あるは
後を みている
 
ないは ふしあわせで
あるは しあわせと
いいきることは
できない
 
前をみると
後をみるでは
前をみるほうが
素敵だ
 
だから
ないほうが
素敵だ
 
それでも
あるほうが
いいという
気持ちになる
 
それは
ないものの
気持ちだ
 
前をみる
気持ちだ
 
素敵な
気持ちだ