ろうそくの火に、
白い紙を、
かざした。
 
りんごの絵が、
うかびあがった。
 
それは、
とても不思議な、
こどものころの、
おどろき、
あぶりだし。
 
でも、
危機という名の、
ろうそくがともれば、
平和な、
なんでもない、
日常がつづくときには、
決してみることができない、
みえなかったものが、
あぶりだされる。
 
それは、
りんごの絵とはちがう、
こわい絵だ。
 
あぶりだし、
あぶりだし、
あぶりだされる。
 
ぼくらは、
その絵をみて、
なにを、
おもうのだろう。
 
あぶりだし、
あぶりだし、
あぶりだされる。