まいって
しまう
まばたきを
して
わらうか
わらわないか
くらいに
ひらかれた
唇
こっちを
じっと
みつめる
目
骨抜きに
なってしまう
ぞっこんだ
ことばは
いらない
ことばは
あとから
いいわけ
するために
おいかけて
くる
行為が
優先される
きみが
いて
ぼくが
いて
窓の
むこうに
いわし雲
ぼくらは
哺乳類で
あることに
感謝する
そして
つたわってくる
温みに
ひとりぼっちが
解放される
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