こうなったら 
ひらき 
なおって 
ありのまま 
ありのままの 
自分で 
生きるしか 
ない 
 
一枚 ぬぐ 
二枚 ぬぐ 
三、四枚 
ぬぐ  
五、六枚 
ぬぐ  
そして 
真っ裸だ 
 
裸の 
自分で 
生きるしか 
ない 
 
この決心は 
とても 
気持ちが 
いい 
 
葉っぱが 
おちた 
真っ裸の 
木は 
空に 
むかって 
手をのばして 
さっぱり  
したような 
顔を 
している 
 
霜月の 
朝を 
あるいて 
ゆく 
 
もう 
なにも 
こわくない 
 
こうなったら 
こうなったら 
 
ありのまま 
ありのまま 
 
ありのままの 
自分で 
生きるしかない 
 
霜月の 
朝が 
おしえてくれた