テーブルの上から 
ペットボトルの 
キャップが 
ころころころがって 
おちた 
 
その瞬間 
ぼくの なかに 
なにかが うまれた 
 
それは 
今までとは 
ちがう 
なにかだ 
 
春が はじまると 
いうこと 
冬が おわると 
いうこと 
 
それは 
たわいない 
日常の 
生活の 
なかで 
一瞬で おこる 
ことなんだ 
 
ぼくは 
自分に 
いいきかせる 
 
ペットボトルの 
キャップの 
ゆくえなんか 
どうでもいい 
 
もう テーブルの 
上からは 
消えたんだ 
 
ぼくは 
ゆっくりと 
椅子を 
テーブルに 
しまって 
玄関の 
ドアを 
あけて 
外へ 
でようと 
おもう 
 
もう 春なんだ 
春が はじまったんだ 
 
もう 春なんだ 
春が はじまったんだ