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春の日を 
からだ全部で うけとめて
もっと素直に なれればいいな
 
ぼくはだれ 
記憶のなかに うずもれた
いつかのぼくを ほりおこしたい
 
春の日に
とけこむように よろこびを
かんじれれば いいんだけどな
 
ぼくはだれ
その正体を しりたくて
すこしもがいて すこしくるしむ
 
もっと素直に なれればいいな
もっと素直に なれればいいな
 
春の日に 
風がそよいで 鳥がなき
ひかりがみちて みんなほほえむ
 
ぼろぼろの
こころをいやし もういちど
もどれるだろ あのころのぼく
 
春の日に
壁にかかった なつかしい
一枚の絵が といかけてくる
 
ぼくはどこ
どこへゆこうと しているの
記憶のなかに もどれればいい
 
もっと素直に なれればいいな
もっと素直に なれればいいな
 
 
 
 
                            (写真・くいまる)