
菜の花さいた 野原いっぱい
うれしい気持 こみあげる
まもってくれた かたい約束
今年もここに さいている
ぼくのさびしさ きえてゆく
菜の花のなかに きえてゆく
なんだかぼくは きみのまわりを
ぶんぶんぶんと とびたいな
背中に羽根が はえたみたいに
自由に空を とびたいな
ぼくのたのしさ おどりだす
菜の花のなかで おどりだす
花粉のかおり 風にはこばれ
夢みるように 酔いしれる
このままぼくは 花にうもれて
記憶をなくし 酔いしれる
ぼくのこころは とけてゆく
菜の花のなかに とけてゆく
(写真・くいまる)