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凍てつく空を
鳥が一羽
とんでいった
 
氷の世界
 
ぼくも
こおって
しまうだろう
うごけ うごけ
体を あたためるんだ
どこからともなく
声がする
 
自分を応援するんだ
 
自分を
応援できるのは
自分だけなんだ
 
わすれては いけないよ
 
とんでいった鳥は
群れから
はずれていた
 
群れを
きらって
いたのかな
 
西の空へ
消えていった
 
ぼくも
必死で
動いた
 
がんばれ がんばれ
 
くは
ぼくに
応援のことばを
おくりつづけた
 
 
 
 
 
 
 
(写真・くいまる)