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あっちからこっちへ
こっちからあっちへ
いったりきたりするたびに
いつも頭をさげている
 
くやしい
理不尽な
橋桁(はしげた)
高さのせいで
頭をさげないと
痛い目にあう
 
生きるために
頭を下げる
 
いつからだろう
そうなったのは
 
小さいころは
平気だった
 
そうだ
背がぐんぐんのびて
もう子供じゃないと
いわれたころから
なんだ
 
やがて
腰が曲がり
おぼつかないあしどりで
いったりきたりするとき
頭なんかさげないで
すむかもしれないけれど
当分はつづく
 
いつも理不尽な
橋桁が・・・
いつも理不尽な
橋桁が・・・
 
目の前に
 
 
 
 
 
(写真・くいまる)