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動画(写真・映像構成・苔太)


ブログ友だちの苔太さんが
朗読をしてくれました



「鳥と木と」


    詩・くいまる  
朗読・苔太

鳥は木を見ながら
うらやましいと
おもった


そこにたっていれば
養分は根っこから
吸収できる


エサなど
さがさなくていい


いいな
いいな
おもった


木は鳥をみながら
うらやましいと
おもった


空を自由にとんで
どこへでも気軽に
ゆくことができる


どこでも
みることができる


いいないいなと
おもった


鳥は木が
洪水におそわれたり
暴風雨にさらされたり
けっしてにげることの
できない存在だということを
しらなかった


木は鳥が
天敵におそわれたり
エサのない空腹におびえたり
けっしてとどまることの
できない存在だということを
しらなかった


鳥にとっても
木にとっても
不足していたのは
他者を想像する
力だった


自分にないものを
うらやましがる
かなしさだった


ただそうおもうのは
鳥と木を
みている
ぼくであって


鳥も木も
お互いに
うらやましがって
いるかは
定かではない


鳥も木も
ぼくがそう
おもっていることは
きっと迷惑な話なんだ


鳥は鳥だし
木は木なんだ

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写真・くいまる