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月は
空から
地上を見て
窓辺の
灯りに
なりたいと
おもった

空に
ぽつんと
ひとりぼっちは
いやだと
おもった

窓辺の
灯りは
空を
見上げて
月に
なりたいと
おもった

その他
おおぜいの
中の
ひとつは
いやだと
おもった

ひとは
いつも
自分に
ないものを
うらやましがる

月だって
窓辺の
灯りだって
ひとと
同じことを
おもうはずだ

いや
おもわないかな
ひとじゃ
ないから









(写真・くいまる)