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ちいさくても
明日に
つながる
道が
みつかれば
いいな

春は
いってしまう
鳥は
ないている

松尾さんの
ように
旅に
でたい

去年も
そうおもった

でも
三百二十年前の
奥の細道は
みあたらない

せめて
土手の細道で
ため息を
つくのが
精一杯だ

やがて
夏草が
しげり

コンクリートの
欄干に
しみいる
蝉の声に
耳を
かたむけ

混沌とした
空の下で

自分の
道を
さがす

ちいさくても
明日に
つながれば
いいな

それを
願い
ながら
さがす

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(写真・くいまる)