2011年03月

山からふきつける、 風は、つめたい。   やがて、めぐりくる季節のために、 大地に、種をまく。   種をまかないと、 花は、さかない。   小さな粒が、 色鮮やかな花に、育つ。   ここでは、花は、 さかない。 と、いう人も、いる。   花は、花屋で、 ...

今から想えばを、 口にする。 そうなんだよね。 過ぎ去った日々に、 ぼくらは、忘れ物をする。   忘れ物は、キラキラ輝いて、 まるで宝物のようだ。   今から想えばを、 永遠に続く未来のように、 何時間でも、 語り続けることができる。   味気のない、 ...

    いくつものエスカレーターにのり ゾンビのように 地上にでる   さらにエスカレーターにのり 四角い箱に 押し込められる   そして ぎゅぎゅづめのまま 運ばれてゆく   時間だけを 気にしている   わずかなスペースでは ほと ...

雨が、ふってきた。 とっても、つめたい、 雨が、ふってきた。   ぼくは、あまやどり しらないお家の、 軒下で。   しらない人たちと、 ぼくは、いっしょに、 雨を、みつめてる。   雨が、ふってきた。 とっても、つめたい、 雨が、ふってきた。   ...

    海はよごれていたが 海のにおいがする   砂町南運河  浜辺で老紳士   健康のためだよと アサリをとっている   ハゼをつりあげるたび ニヤリとわらっている   パンチパーマがにあう すね毛の男たち   若洲橋午前9時 日差しがまぶしよ   しょ ...

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