2011年04月

銀ばえがいっぴき  ぶ~んと とんできて  二回ほど 空中で  円を描いて  どこかにとまった    親父は 腹這いで  古い雑誌を 読んでいる    ときおり 頭を  ボリボリかいて  しけもくに  火をつけて  ふたくち みくち  すっている    ...

余分なものは、 もつなと、 はなしたテレビ。   景気のためなら、 どんどん買いましょうと、 はなしはじめたテレビ。   きっと、壊れたんだ。 つじつまが、 あわないんだ。   きっと、壊れたんだな。   画像は、くっきりしてるのに、 音声が、二重に、な ...

黒べこが、 こっちを、みてる。   かなり、変だと、 黒べこにも、 わかる。   じいちゃんも、 ばあちゃんも、 いない。   とうちゃんも、 かあちゃも、 いない。   突然、柵を、 はずされ、 畦道の、 草をたべている。   ねいちゃんも、 にいちゃ ...

おんを、うります。 おんを、うります。 いまなら、 しんせつといたわりを、 おつけいたします。   ただし、 すうりょうに、 かぎりが、あります。   ちゅうせんです。   あたったかたは、 うんがよく。 はずれたかたは、 うんがわるいのです。   じん ...

  冠毛(かんもう)は 風がふくことを まちのぞんでいる   ただ冠毛(かんもう)組合の 理事長はあたまを なやましている   組合員の一本の冠毛(かんもう)が どうも風を 嫌っているようだ   風をすきになれ 風をすきになれ   遠 ...

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