2011年06月

情けないを、 けとばした。   情けないは、 おどろいて、 あわてて、 坂道をころがった。   そして、 川に、 ぽちゃんとおちた。   それから、 ゆっくりしずんだ。   ぼくの、 情けないが、 しずんだ。   情けないは、 そのまま、 消えちゃうのか ...

ひらがの へ    へのじに  にている へのじ山    へのへの もへじの へのじ山    いつも  みていた  へのじ山    こころの なかには へのじ山    へのじ山  へのじ山    ひらがの へ    へのじに  にている ...

ここにも、 ひとがくらして、 いるんだな。   とても、 不便なところで、 はなやかなものは、 なにもない。   一日二回、 乗合バスが、 くればいい。   ここでも、 ひとは、 わらっているんだな。   雨蛙が、 はっぱから、 おちて、   とても、 ...

つめこんでも、 つめこんでも、 容器いっぱいに、 みたされない。   つめこむ量が、 すくないのか、 容器自体が、 おおきいのか。   むくわれない、 むくわれない、 でてくる言葉は、 むくわれない。   あるいても、 あるいても、 想いの場所に、 たど ...

    かっこー かっこー かっこー かっこうが ないている   森のなかの ちいさな駅から 列車が はしりだす   おかあさんは むすめに 手を ふっている   もう あえないかもしれない   ふたりは とおい距離を へだてて いきている   さよな ...

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