2011年09月

    まいって  しまう    まばたきを  して  わらうか  わらわないか  くらいに  ひらかれた   唇   こっちを  じっと  みつめる   目    骨抜きに  なってしまう    ぞっこんだ    ことばは  いらない    ことばは  ...

つめたい  風が  すーっと  ふきぬけ  名残おしく  ないていた  つくつくぼうしも  なかなくなった    もう  秋なんだ    それなのに  ぼくは  腕まくりした  左の腕を  蚊に  さされた    夏が  終わったのに  蚊に  さされた ...

ひとり  夜の部屋    ひとり  りんごを  かじる    きみに  さよなら   いって  しまった     夜を  刻む   時計の針     カチカチ  音を  たてている   ぼくも  粉々に  刻まれてゆく    きみも  粉々に  砕かれて ...

褐色の  濁流が  みるみる  間に  増水してゆく    過去が  流されて  しまう     手も  足も  でない    ただ  呆然と  そこに  たちすくむ    過去が  流されて  しまう     数時間  前まで  テーブルの  上には  ...

ぼくらは  悩みが  すきだ    どんな  ときでも  手ばなさない    悩み  なしでは  生きられない    他人の  悩みを  きくことも    自分の  悩みを  はなすことも    ぼくらは  悩みが  すきだ    保存びんには  悩みが ...

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