2012年01月

なにもかもから ときはなたれたら  やはりなにかに しばられていたい  そんな気持ちに ぎゃくもどりするかな  なにもない だれもこない  ひとりぼっちの白い部屋  どんな絵を えがけばいいのかな  丸出だめ   丸出だめ   丸出だめ夫に なったよ  ...

天井には 雨漏り  雨漏りが しみになる  しみは 地図になる  ぼくは 地図を  片手に 散歩する  おかしみ おかしみ  おかしみ しみ しみ    白いシャツには 口紅  口紅が しみになる  しみは 押し花になる  ぼくは 押し花を  本の しお ...

この先には なにかある  なんども だまされた  いってみれば わかる  なにもない なにひとつ  それでもゆく ゆくのさ  こりないぼくは ゆくのさ      この先には なにかある  なんだか 夢のことば  中途半端な 生き方  だからいつも のせら ...

ほんのすこし おめかしをして  でかける場所は どこですか  街はいつでも かわりつづける  きのうとおなじことなど ありえない    とてもたくさんのひとたちが  自分をさがして さまよっている  だから今日も街はにぎわい  ひとがいっぱいに あふれて ...

足もとに 風がからみつく  時のながれは 不思議な力  許したり 許されたり  すべてを つつみこんで  ふきぬけてゆく    おだやかな 今日の夜に  思い出は きらりと輝いた    全力で 走りぬいた  あの日が あったから  この時が あるんだ  ...

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