2012年04月

引き裂かれた  魂の欠片は  灰色の空を  風に運ばれて  見ず知らずの町へ  とんでゆくのだろう ひとつが終わり  ひとつが始まる  もうこれ以上  傷つきたくない    傷つきたくない  傷つきたくない  傷つきたくない      だれかがいった  ...

おかしいな  おかしいな  どうしてこんなに縮むんだろう    タンスのなかの  シャツも  クローゼットの  洋服も    みんな  縮んでしまった    季節が  変わり    季節に  あった    服を  着ようとした    縮んだ  縮んだ  ...

どこかへ   でかけなくたって   たのしいはずさ    自分の  まわりのものを  もういちど  目をこらして  みてごらん    きっと  あるよ    いままで  きがつかなかった  すばらしいものが    そうなんだ  どこかに  でかければ  ...

雨は   やっぱり  ぽつん ぽつんと  ふったほうがいい    空き缶に  カンカンと  はじけたほうがいい    雨蛙の  あたまを  ゆっくり ゆっくり   なでたほうがいい    風と  いっしょに  なって    霧みたいな  すがたで    ...

いちにのさんで  気合をいれて  こんどこそ  こんどこそ  とびこえよう  こんな川  ちいさな川  どうってことない  どうってことない      空をゆうゆう  旋回してる  イヌワシだ  イヌワシだ  かっこいいいな  こんな川  ちいさな川   ...

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