用水路の 水面が 朝を うつしてる おだやかな 朝だ いつも おもう 今日が 無事で すごせますように 笑顔の ひとかけらが こぼれる いいことが ありますように おおきな ことは のぞまないのです はげしい ことは のぞまないのです さ ...
2016年11月
坂道をのぼるひと
坂道を のぼるひとが いる 坂道を のぼるひとが いる 坂道を のぼるひとが すき 坂道を のぼるひとの 顔が すき 坂道を のぼるひとの 背中が すき 坂道を のぼるひとの 全部が すき 坂道を のぼるひとを ぼくは みてる ぼくも 坂 ...
青空
おじさんは 手のひらを 空にむけて 「ほら 雨つぶが あたった」と いった ぼくは まずいな 今日は 傘を もって きてないと おもった 空を みあげたら 雲の 中心に 青空が みえた 青空よ ひろがって くれ 雨よ ふらないで くれ それが ...
入り口と出口の間
入り口と 出口の間に 狭い 通路がある 人は だれでも その 通路を 通らなければ ならない ほんとかな? 入り口と 出口の間に 狭い 通路がある 人は その通路が いやだからと いって 入り口に もどり そこから 出ることは できない ほん ...
雪のふる日は
雪の ふる日は よりみち したくなる きみの 部屋は あのままかな 雪の ふる日は 時間が とまる とおい あの日が 昨日の ことのように うかんでくる 雪の ふる日は よりみち したくなる 駅の ホームの 一番 うしろで 雪を みている ...