赤いランプの ウィンク ぼくの こころを すくってくれる なにもない 空と 建物と 冬枯れと それでも それでも 赤いランプの ウィンク ぼくの こころは すこしやわらぐ 暮れてゆく 空と 木々たちと 今日の日 それでも それでも 冬 ...
2017年12月
暖かい光
暗くて 寒くて あてなどない 夜の道を 歩いている 暖かい 光に おもわず ありがとうを いう さみしがりやの きみ 臆病な きみ かくれていないで でておいで ぼくらが さがしていたのは こんな 光なんだ 少人数の 声は いつも かきけさ ...
群れから はなれて
群れから はなれて 群れから はなれて 見えるのは どんな 風景ですか いままで 見えなかったものが なにか 見えますか 群れから はなれて 群れから はなれて たかぶるのは どんな 感情ですか いままで 感じなかったものを なにか 感じますか い ...
西洋の神様
ぼくらは ベンチに 腰をかけて あったかい 甘酒を飲んだ 街は にぎやかで どうやら 西洋の神様に 関係が あるらしい ほとんどの 人が 四角い箱を ぶらさげて あるいている 西洋の神様の お誕生日に 箱のなかみの ケーキを みんなで たべるら ...
不老川(としとらずがわ)
なにか これといって おもしろみのある 川ではない それに それほど おおきな川でも ない ぼくは その川の ほとりを 毎日 あるいてる 一度や 二度では ものごとは わからない だから なんども なんども あるいてる でも いまでも もの ...