居心地のいい場所をさがしてる 雲は風にのり北に向かって 流れていった そっちにゆくのもいいかとおもう いやいや暖かい南がいいかな 居心地のいい場所をさがしてる さびしさなんて折りたたんで 飛ばせばいい いつもひとつのことにこだわって 堂々巡りはもう ...
2018年08月
夏をおしむ
ゆく夏を おしむように なく蝉の声と 午後八時の 終了を おしむように なりひびく 盆踊りの 太鼓の音は にている どちらも おしんで いる せつない くらいに おしんで いる (写真・くいまる) ☆ ...
光がはなしかけてきた
光が はなしかけてきた 闇は どうでしたかと ぼくは 笑みをうかべて こわかったですよ という 小雨が ふっていますね ぬれてしまいますよ いいんです ぬれても あるきたいのです 光のなかを あるくことが どんなに うれしいことか あらため ...
階段の前で
階段の まんなかに 腰をおろして かんがえる いや 階段の いちばん上に 腰をおろして かんがえる それとも 階段の いちばん下に 腰をおろして かんがえる まてよ 腰をおろして かんがえた ほうが いいのか やっぱり 腰をおろさないで かん ...
おぼろげな
手を つないで あるいた きがする 月のあかりを たよりに みんな 寝静まった 街の 路地裏 ふたりで あるいた きがする そういえば どこかで 犬が ないていた 外灯の まわりには 虫が とびかっていた ぼくたちは どこへ ゆこうと して ...