どこかに あるよ さがして みよう まがり くねった 路地を あるいて 花屋の まえで 季節を かんじ お腹が すいても すこし がまんだ もう すこし あるこう きっと あるよ ひろい通りに ...
2011年08月
かんじるこころ
いちばん こわいのは かんじなく なって しまう こころ つかれた と いって 窓を とざして しまうこと ほら どこかで 虫の声が きこえて くるよ どんな ときでも わすれないで ね かんじる ...
あきらめる夏
西に かたむいた 太陽が じりじりと 容赦なく 熱を はなって いる 河原に はこんだ 手紙や 書類や 日記帳を もやしはじめる 太陽の 熱 たき火の 熱 体からは 汗が ふきだす あきらめる夏 ...
高校球児へ
日焼けした 真っ黒な顔 敗戦の インタビューに 真っ白い 歯を みせて ああ おわったんだな というのが 正直なきもち なんて いわないで ほしい いまから はじまるんだよ 人生という ながい 試合が ...
ひらめき
それは ある日 突然 やってくる 頭のなかに すーと はいりこむ でも 逃げ足も はやい ふぁーと きえる なかなか おもうよに つかまえ られない うむーと うなっても 懇願しても しぼっても ...