かなしみは ごっくんと のみこんだ ほうがいい てにとって じっくりと ながめない ほうがいい かなしみは ごっくんと のみこんだ ほうがいい くちにふくみ あじわいを かみしめない ほうがいい かなしみは ご ...
2013年06月
地平線の上を
あたまの上では 雲が威張っている だけどぼくは きにしない 雲よおまえは 水蒸気じゃないか そんなにふくらんで えらそうにしても 正体はばればれなんだよ ぼくはぼくの道を ただひたすらに あるくだけだよ 地平線の上を ...
記号Aとして
いくつものエスカレーターにのり ゾンビのように 地上にでる さらにエスカレーターにのり 四角い箱に 押し込められる そして ぎゅぎゅづめのまま 運ばれてゆく 時間だけを 気にしている わずかなスペースでは ほとんどの人が ...
赤いりぼん
気がつかないのかな 手にいれることの できるものは たった ひとつなんだよ 欲張りだから いつも いくつも 手にいれようとする だから くるしむんだ そこに 大の字になって ねころんで ため息でも ついてごらん そん ...
ひかりのようにまっすぐに
ひかりは すきまが あれば どんな ところへでも はいりこんでくる うだつの あがらなかった 自転車 ひかりに かがやいて キラキラしている きみを まっている ぼくは 心臓が ドキドキしている ひかりのように まっすぐに ...