ぼくは まっすぐに あるけない あるいていると ついつい道草を くってしまう 道草に 夢中になって ゆきさきが どこだったか わすれてしまう こともある 道をあるけば 興味のあるもの ばかりだ へんなかたち へんな色彩 不思議なもの ...
2013年08月
明日にむかってへこたれない
言葉が 力をうしなったとき こころが かわいてしまったとき かんがえていることに 意味がないとおもったとき へこたれない へこたれない 明日にむかって へこたれない あなたは 畑を たがやしながら それを おしえてくれた ...
ある夏のおわりに
しろく かわいた 地面 ぼくは うずくまって 蟻を みている 蟻は みみずの 死骸を 一生懸命 うごかそうと している ちょっと 視線を ずらしたら ミツバチも 一生懸命 蜜を あつめている 自然の ...
時間ってやつは
時間ってやつは 逃げ足がはやい まってくれよと おいかけてみても するるするると にげてゆく 音もたてずに にげてゆく ぼくはいつでも とりのこされる 時間ってやつは 薄情なやつ 記憶のすべてを ばらばらにして しゅるるし ...
隅田川
夏の終りの隅田川 西にかたむく太陽が ビルのガラスに反射する まぶしいぼくは目をとじる 二度と帰らぬこの時が みょうにせつなくうずくので 胸にしまっておけなくて だれかにそっとつたえたい きみは今頃どこにいて なにをおもっていきている ...