そうだよ 不気味な時代 足音が 鳴り響いている そうだよ どこかで聞いた 文言が 繰りかえされてる 沈黙の笑み 沈黙の笑み 時代をこえて 沈黙の笑み そうだよ 涙の意味を 知らないで 悲しみをとじる そうだよ やっかいなもの ...
2014年02月
エスカレーター
うかつだった なにもかんがえないで のってしまった エスカレーター うっかりしてた ためらうことなどなく のってしまった エスカレーター もうおりることは できない 前へ前へと すすむしかない もうかんがえても しょうがない 前へ前 ...
消えたくはない
厄介者で 迷惑者で ほどほどだったら 喜ばれたのに 度を越したがために 嫌われた それでもやはり なんだかんだと 言い訳してでも 消えるのはいやだ 水になり蒸発 したくない ガードレールの 陰に隠れて 太陽のひかりを なんとか避けては ...
メッキ
はげる はげる 頭髪ではない メッキが はげる はげる はげる ぼくの表面の メッキが はげる はげるたび 自由になれる 地金がみえるたび ほっとする はげる はげる 頭髪ではない メッキが はげる はげる はげる ぼくがこだわった ...
お客さん
沈みかけた心のなかに お客さんがやってきた なにもないんだけど お茶でものんでください いつもひとりぼっちは つかれてしまうから お客さんがきてくれて とてもうれしいんです ひとのこころが閉じこもる さびしい社会にいきている 言葉をかわ ...