2018年02月

山の奥の奥の 小さな畑 やどかりは なぜここにいるのか わからない 自分は 海にいる はずなんだ 農婦が鍬(くわ)を つかって 畑を耕している しゃしゃ しゃかしゃか しゃしゃ しゃしゃ しゃかしゃか しゃしゃ ここちよい リズムを きざ ...

そこで じっと たたずんで 花を さかせれば 道ゆくひとは みんな 花をみて うつくしいと ため息を つくだろう それでも 自分の力で 水を のみにゆくことは できない 雨を まつか だれかに 水を かけてもらう しかない そうなんだ ぼくはひ ...

まるだしお尻ふり 男を誘うきみ 情熱あらしが 夢のまん中 ぼくの魂が 溺れて呼吸ができない 痛いおもいで そっとしまって 手放し喜ぶ 歪んだままのきみ ぎらつく太陽 汗が飛び散る ぼくの慎みが消え そのまま倒れる 痛いおもいで そっとしまって おどってま ...

時間ってやつは 逃げ足がはやい まってくれよと おいかけてみても するるするると にげてゆく 音もたてずに にげてゆく ぼくはいつでも とりのこされる 時間ってやつは 薄情なやつ 記憶のすべてを ばらばらにして しゅるるしゅるると 消してゆく ...

春のおわりの 夏のはじまり 午後二時三十分 交差点の 信号が 赤にかわった ここから生きてゆこう 突然 ぼくのこころに わきでてきた感情 ここから生きてゆく? それはこれまでと 決別すること このぼくの感情を 道行くひとは だれもしらない ...

↑このページのトップヘ