もっと 素直に なればいいのに なれないんだな これが まぶしいよ まぶしいよ ぼくの ひとみを 光が 直撃する もっと こころを ひらけばいいのに なれないんだな これが まぶしいよ まぶしいよ ぼくの ひとみを 光が 直撃する ど ...
2018年06月
河童
河童はいるかな 会ってみたいな すこしこわいな 本で読んだ 河童を見たい ぼくはそうおもった それが何才だったか おぼえていない 河童なら 夏の間にという 気持ちが どこかにあった 八月中に 河童を さがすべきだと おもっていた 河童のでて ...
はにかむ
ふたりのあいだに 風がふいたら それも あやしい風なら はにかむ どうしても はにかむ はにかむ すきだから それも かなり すきという心 くすぐったくて それも 不思議な感情 はにかむ どうしても はにかむ はにかむ すきだから それも ...
じゃり
じゃり道を あるくと じゃりが 靴底から じゃりじゃりと 音をたてる ぼくは じゃり道を あるくことが すきだ じゃりじゃり だけじゃなくて いろいろな 音をだす あきることはない じゃりを みながら あるくと じゃりの ひと粒が 自分に み ...
まわり道
しかたない まわり道して またあるく 人生は いつもこうだと つぶやいて おーいおーい だれかがだれかを よんでいる なさけない 運動靴は すりへって 空腹の 唾を飲み込み 空をみる おーいおーい だれかがだれかを よんでいる いまぼくは ...