ぼくにも きみにも 必要な 接続詞 そして・・・ 過去を 未来に つなぐために そして・・・ 運命を うけとめた あとの そして・・・ 失敗を みとめた あとの そして・・・ そして・・・ そして・・・ そして・・・ まだ 終わって ...
2018年09月
だれにも話せない話
夜明けの ベランダの 小さな植木鉢の ねもとに なにやら ひかるものが あった 手のひらに のせてみると いきものみたいに 呼吸をしている あたりを 見回してみる だれもいない なんだろう ふわふわしている ぼくは それを おもいきり のみこ ...
心配性は遺伝する
ガスの元栓を閉めたかどうか 九十九里海岸の砂浜で心配してた こんなに浜辺はひろいのに こんなに空はひろいのに 玄関の鍵を閉めたかどうか 白馬のスキー場で心配してた こんなに雪が白いのに みんなはしゃいでいるのに 心配性は遺伝する 明日がきたらど ...
かるいこころ
ぼくが ほしかったのは かるいこころ 手のひらに のせれば ひゅーと ふきとびそうな かるいこころ ひとごみを すりぬる かるいこころ きみも きっと かるいこころを ほしかったんだ ぼくらは 坂道を のぼった 夕暮れの 逆光線が まぶしく ...
秋なのにすみれ
秋なのに すみれ 冬がきても すみれ すみれ すみれ すみれ いつも すみれ 春がくる すみれ 夏がきても すみれ すみれ すみれ すみれ いつも すみれ あとすこしで すみれ 六十三年だ すみれ すみれ すみれ すみれ いつ ...