2019年04月

そのひは ずっと あるいていて だれとも はなしなんか しなくて ああ・・ いやだな なんて おもって やけに ひざしが まぶしくて そしたら むこうから きみが あるいてきて ぼくは おもわず 「こんにちは」って いってしまった きみは ぼ ...

きみの すんでいる 町が 藤心でよかった ぼくは 藤色が すきなんだ 地獄谷の呪いや 猿滑りの沢 だったら かなしいな きみの すんでいる 町が 藤心でよかった 絶望の狂信や 未練の宴だったら いやだな 藤心 藤心 なんて素敵な 名前なんだ ...

ずいぶん時間もたったし いろんなところを歩いたし 汚れたことはたしかなんだ だからごしごしあらわれる もとにもどれるかな あらわれてもいいけど もとにもどれるかな それが心配なんだ どんなことがあっても なにかをいわれても ぼくはぼくのままで ぼくを ...

ぼくがすこし変わったと 自分で実感できたのは あたりまえというものを 川にすてた時だと思う あたりまえ あたりまえ あたりまえはポッチャンと 沈んでプッカリ浮かんで ゆっくりと川面にそって すずしい顔で流れて行った あたりまえ あたりまえ ぼくは ...

ぼくの 手のひらのなかの 感情線 ぼくには 七つの感情がある 物ごとに 感じて起こる 喜怒哀楽の 気持ち 一、二、三号線は 怒りの気持ち 松竹梅の 怒りがある 四号線は かなしい気持ち 死にたくなるような かなしさ 五、六号線は たのしい気持ち ...

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